
子供が生まれると気になるのが教育費。
教育費を貯めるには、学資保険に入った方がいいのか、銀行預金でいいのか。
僕の結論としては「学資保険には加入しない」でした。
この記事では、その理由と学資保険について紹介していきます。
学資保険の加入率は42.5%
ソニー生命の調査によると、高校生以下の子どもをもつ親は、大学等への進学のための教育資金は、「銀行預金」(58.3%)と「学資保険」(42.5%)が上位という結果でした。

42.5%もの人が加入しているとは驚き。
平均の保険料は毎月1.5万円
学資保険の月々の掛け金は1~1.5万円が最も多い。
これは毎月払込む金額からを決めるのではなく、受取総額と払込み期間を選び、そこから月々の金額を算出するイメージ。

1番選ばれている、受取金額200万を10年で払込むと、月約1.5万円となります。
これが1人分なので、子供が2人.3人と増えると結構な金額になりますね。
学資保険のメリット
ここからは学資保険に入るメリットを紹介していきたいと思います。
学資保険は銀行預金よりは利率がいい
最近の銀行預金の金利は、大手メガバンクだと0.001%。
毎月1.5万円を10年間貯めた場合、元金総額180万円になりますが、利息は雀の涙。
さらに利息からは税金も取られますので、結果利息は100円も付きません。。。
これに対して先ほどのソニー生命のプランだと、毎月約1.6万円を10年間支払うと総額約189.5万円ですが、200万円受け取ることができます。
約10.5万円も増えているのです。
親が亡くなったときに払込が免除される
あまり考えたくないですが契約者(親)に万が一の場合は、その後の払込は必要なく、保障内容はそのまま継続されます。
これが学資保険の最大のメリットとも言えるので、契約前に内容を確認をしましょう。
多くはこの内容が盛り込まれているが、まれに含まれない商品もあるので。
逆に子供が亡くなくなってしまった場合は、積立てた金額がそのまま戻ってくることが多いので、特に損はない。
生命保険料控除と受取時にも有利
学資保険は生命保険料控除を受けられます。
ただし子供がいる場合は、自分の生命保険などにも入っていることが想定されるので、 上限を超えている場合はあまりメリットがありません。
また受け取る満期金は、支払った金額より50万円以上増えなければ税金が課せられないといったメリットもあります。
また先ほどのパターンを例にすると、 約10.5万円も増えていますが、税金がかからず受取れるということになります。
学資保険のデメリット
途中解約時は元本割れの可能性あり
学資保険は契約期間が10年や18年と長いので、その間に急にお金が必要になるかもしれません。
どうしても毎月1.5万円を支払えない場合は「解約」となりますが、途中解約の場合、戻ってくる訓額は払った金額よりも低くなることがあります。
これは保険会社や加入年数によりますが、加入後2,3年では低い場合が多いです。
インフレに弱い
そもそもインフレとは「インフレーション」の略語で、物やサービスの値段が時間の経過とともに上がり、相対的にお金の価値が下がる現象のことです。
簡単な例で言うと、今100円で買えるジュースが5年後には110円になっている。
すると今銀行に100円預けておいても、5年後にはジュースが買えなくなっているので、お金の価値が下がった様になります。
学資保険も同じで、今なら200万円受取れば足りるものの、10年後は200万円でも足りないかもしれません。
たねのまとめ
メリットとしては、
・銀行預金よりは利率がいい
・契約者に万が一の時は払込みが免除
・保険料控除になる
デメリット
・途中解約は元本割れの可能性
・インフレに弱い
結局入ったほうがいいの?
教育費は大学まで考えると約1000万円かかると言われています。
ソニー生命の例でも、10年後200万円受取りでも全てまかないきれません。
保険に入っても足りない部分は、自分で貯める必要があります。
僕個人の結論として「学資保険には入らない」ことにしました。
理由は、生命保険料の控除が活用できないから。
あと自分でお金を貯めるのが好きなので、ちょこちょこ預金が増えているのを確認したいから。
逆に保険料控除や自分で貯める自信がない人は、学資保険を活用するのもアリだと思う。
ただし、入るなら早めに。
遅くなるほど「毎月の保険料が高くなる」「保険料控除を受けられる期間が短くなる」からです。
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