新卒で入社し、あっという間に約10年経ってしまいましたが、辞めたいと思ったことが何度かありました。
今は落ち着いていますが、定期的にやってくる辞めたい症状を紹介したいと思います。

辞めたくなった時
配属先は希望と全然違う
1年目の配属直後に辞めたくなるなんて思ってもいませんでした。
ちなみに僕の大学時代の専攻は化学。
就活も化学・化粧品・食品等を中心に狙っていたのだが、全然うまく行かない。
就活の動き出しの遅さと、コミュ能力の低い自分に絶望しました。
一応、自動車・機械関連メーカーでも材料関係の部門では化学に繋がりがありそうと受けており、最終的には今の会社の材料研究部門で内定をもらいました。
そして入社後、新入社員全員で工場研修から戻った所で正式配属されたのが設計部門でした。
「え?設計?」
訳もわからず配属先に連れていかれる。
なんだか慌ただしい空気を感じつつ、渡されたのは1冊の本。
「ちょっと忙しくて。この本を読んで勉強しておいて」
材料研究のつもりが、機械設計の本を渡されても訳わからん。
しかし他に何もない。
周りがめちゃくちゃ忙しそうな中、1日8時間本を読む。
キツイ時間がしばらく続いた。
雑用もしつつ、いい加減飽きていたところで「つまらないだろ。CADでも使ってみようか」とのお誘い。
しかしCADなんて使ったことも無いので、最初に初歩的な線を引く等の機能を教わり「じゃあまずは演習用の簡単な3D作ってみて」と、テキストを受け取り自習期間に突入となった。
なんとなくCADを使える様になったけど、設計の基本がわからない。
どうしてこの形なのか。
そもそも図面も読めない。
そんな放置プレイが続き、人と話すことも無く1日を終えていました。
残業が当たり前
わからないなりに考える様になってきた頃、ちょこちょこ先輩の業務を手伝うようになり気付きました。
当時の職場はとにかく残業大好きだったんです。
定時に帰ろうとすると「仕事全部終わってないのに帰れるの?」。
1日で終わる様な仕事じゃないですよね?
今まで毎日定時で帰っていたのに、突然22時までは残ることになり、職場の雰囲気・4時間超の強制残業に嫌気がさし、早々に転職サイトに登録しました。
設計担当任せの関係者
転職サイトに登録してからしばらく、なぜか業務は少し落ち着いた。
気付けば同期の半分以上はいなくなっていました。
しかし、残業時間こそ減らないものの、気持ち的にはそれほど辛くなくなっていた。
見事なまでの社畜の完成である。
そしてある時、新機種の担当を任せられることに。この担当製品でかなり参った。
机上・試作で問題なく量産準備に移行したのに、量産直前に問題が起きた。
その問題とは、工場のラインで出荷検査をすると半分が不良判定されること。
工場からの要請で単身乗り込む事になったのだが、そこは完全アウェイだった。
「そもそも設計仕様がおかしい」「不良が設備のせいなら、どこが悪いか教えて」と工場の人から散々言われ帰らしてくれない。
2泊3日の出張予定が結局帰れたのは約3週間後だった。
なんとか帰ったものの上司に事情聴取の後またすぐに行かされ、再び1か月ホテルを転々。
工場側の対応、すべて設計担当に丸投げの開発部。
この時は体力よりも精神的にかなり参った。
戻ってからは再び転職サイトを見まくってましたね。
辞める前にするべきこと

次の当てもなく辞めるのはさすがに怖いので、やはり転職先を見つけることが大事。
辞めていった同期も次の会社を決めてから去っていきました。
話を聞くと、転職相談で一番頼りになるのは、転職エージェントに相談することだと。
でも、いきなりエージェントと話すのは嫌だったので、まず僕が登録したのが転職サイトの「リクナビNEXT」と年収診断ができる「MIIDAS(ミイダス)」でした。
そもそも機械設計者の平均年収は?

引用:転職サイト「DODA」の2017年データ
設計だけでなくCADオペレーターや生産管理、品質等含まれている様で厳密ではないが、30代でおよそ500万という結果。残業の多い設計としてみればもう少し上かも。
もう1つのデータによると

引用:マイナビ転職 2017年データ
年齢層の記載は無いが、マイナビ転職に掲載された求人の「モデル年収例」から平均値を算出した値。こう見ると、やはり500万ちょっとが平均年収と見られる。
もうちょっと欲しいよね。
年収診断ができる「MIIDAS」(ミイダス)
ミイダスは本当の価値を見出す転職サービスとして「自分の市場価値」を診断してくれるもの。簡単に言うと転職後の年収を算出しますってこと。

性別・年齢に始まり、最終学歴・経験社数・直近の業務内容等を選んでいくだけ。深く考えずパパっと進めれば5分程度で判定してくれます。
そしてこれが僕の結果。

オファー年収706万!
めっちゃ高い!!
おそらく転職意欲が上がるように、ちょっと高めに表示しているのではないかと思う。
でもちょっと待てよ。
同業他社に転職した同期は、面接で給与について「え、こんなに上がるの!?」と思ったそう。
700万は言いすぎにしても、今より上がる可能性は十分あるなと。
また、この時点で43社から面接を受ける事ができるとのこと。
これがミイダスの特徴で、転職希望者が企業に応募するのではなく、企業側から登録者にオファーを出すこと。
登録しておけば、書類審査などなく企業からのオファー=面接となるのです。
逆に自分から企業にアプローチできないので、気になる企業からオファーが来るまで待つしかないという点。
なので登録だけでもしておけば、タイミングによっては良い企業と巡り合えるかもしれません。
下記リンクより無料で試せます。
登録した転職エージェント
ミイダスと同時に転職サイトにも登録しました。
ちなみにエージェントとは転職したい人と企業を繋げる役割であるものの、お金はかかりません。人材を紹介する代わりに企業から報酬を受け取っているのです。
なのでエージェントとしても転職者が企業に採用されるよう、面接のアドバイスや職務経歴書の添削等の相談に乗ってくれるのです。
エージェントによって扱っている求人情報も違いますし、担当者との相性もありますので、複数登録した方が良いと思いました。
面倒くさいと手を抜いたら、その分良い会社と出会える機会も減ってしまいます。
リクルートエージェント
やはりなんとなく聞いたことあるリクルートエージェント。情報量やエージェントの経験が豊富。近い境遇の人の経験もあるはずなので、参考になるアドバイスを貰えるはずです。
リクルート繋がりで転職サイトの「リクナビNEXT」にも登録しました。いきなりエージェントと話すよりも、どこの企業がどんな条件で募集してるか見たかったので。
他にも、リクナビNEXT内にある、自分の強みを再確認できる「グッドポイント診断」。あなたの強みを5つ診断してくれるというもの。
参考になるかはわからないけど、再確認の意味を含めやってみても良いかと。
たねのまとめ
同業他社に転職した同期・全く違う職種に転職した同期、どちらもたまに会いますが元気にやっています。
今いる会社が全てではないので、不満があれば一歩踏み出してみる事をオススメします。
実は今の会社の方がいいと気付くかもしれないですしね。
コメント